FOREXグループ森産業の園芸・ガーデニングの基礎知識

石灰質肥料の選び方

2013年5月7日


アルカリ分 肥効 特性 使用方法
消石灰 60%以上 ■アルカリ分が多く、水に解けると強いアルカリ性を示す。
■速効率なので土壌との反応が速い。
●種子や根に触れると障害を起こしやすいので、畑に入れたらすぐに土とよく混合し、必ず約2週間はあけてから種まき・植え付けをする。
●堆肥や窒素肥料と同時に入れると害が出る恐れがあるので、必ず石灰を入れてから1週間以上あけてから施す。
炭酸カルシウム
(炭酸石灰)
53%以上 ■土壌と緩やかに反応して、効果が長続きする。
■苦土(マグネシウム)を5%以上含んでおり、苦土も同時に補給できる。
●効果が緩やかなので、多めに施用しても、作物への影響が少ない。
●施用後は土とよく混ぜ、約1週間あけて種まき・植え付けをする。ただし、しっかり混合していれば、すぐに施肥、種まき、植え付けをしても影響が少ない。
有機石灰 35%以上 ■土壌や緩やかに反応して効果が長続きする。
■貝殻類を粉砕しただけの天然石灰肥料。
●効果が最も緩やかなので、多めに施用しても、作物への影響が少ない。
●施用後は土とよく混合した後、すぐに施肥、種まき、植え付けをしても問題がない。