FOREXグループ森産業の園芸・ガーデニングの基礎知識

基本用土について

2013年5月7日

栽培用土のベースとなる土です。様々な種類を混ぜて使用し、
好みにあったブレンドの土にすることができます。

赤玉土 【あかだまつち】

もっともよく使用される基本用土のひとつです。見た感じは粒状で、指で押すと
簡単に崩れて粉になります。粒の大きさによって小粒、中粒、大粒の3種類に分けられ
ています。花の植え付けなどには腐葉土を混ぜて使用します。水はけがよく水もちもよい、
理想的な土に近いため、オールマイティーな使用ができま す。ただ、長年使用して
いると、粒がつぶれて逆に通気性の悪い状態になってしまいますので注意が必要です。

黒土 【くろつち】

北海道では基本用土として最も多く使われております。関東地方に広く分布する関東
ローム層の表層土で黒ボクとも言われます。
赤玉土より粘りが少なく、固まりにくく、有機物を多く含む軽くて柔らかい土です。
農作物の育成などに適しています。
保水性や保肥性はよいものの、通気性や排水性は劣りますので、一般の草花には、
腐葉土などと混ぜて使うのが良いでしょう。

腐葉土 【ふようど】

落ち葉が堆積して分解されたものを腐葉土と呼びます。葉っぱの形は残っていますが、こするとぽろぽろと細かくなります。水はけや通気性に優れて おり、有機質にも富んでいるので、基本用土と組み合わせて利用されます。土が硬くしまるのを防ぎ、ふかふかの土を作るという効果もあります。また発酵が不十分で葉がそのまま残っているものは、植物によくありません。
「完熟」のものが良い腐葉土と言えます。赤玉土(黒土)に腐葉土のブレンドはコンテナ用土の基本的な配合です。